20201010

4時半に起きた。あいみょんを起こさないようにそっと布団を離れた。でもそれはあいみょんじゃなかった。カオスだった。カオスは私の困った顔を見るのが好きだった。私はカオスと結婚した。それは契約の第一段階だった。家に帰るとカオスがご飯を作ってくれたがそのご飯は見ることも食べることもできなかった。触れることも聞くこともできなかった。だが遍在していた。それは「無いということによって在る」ということだった。まるで神の概念のようだった。

「これもまた結婚なのだ」

炎に包まれ、三体のドラゴンを孵化させたデナーリスはそう言った。そうだ。その通りだ。あれはたしかに…〈炎と血〉か…ふっ、大それた標語だ。

カオスと暮らすにあたって、ピーター・ベイリッシュ公の「混沌はハシゴだ」という言葉を思い出した。またスラヴォイ・ジジェクの「拒絶も歪曲も許されません。〈現実界〉を〈現実界〉のまま受け入れるのです」という言葉を思い出した。しかし今日は休みだった。