20200911

好きだと思うのと素晴らしいと思うのはもちろんまったく別だがあいみょんの新譜は素晴らしく、いつしか楊端和もこう言っていた。

「戦でも和睦でもなんでもいい。ただ私は、世界を広げたいんだ」

人の好みというものは時間の経過によって変容していくが、おそらく時間の流れをただ待つよりもわれわれは、世界を広げる快感が先んじているのだろうと思う。何を言っているのだろう。つまり世界を広げることそのものが快感であり〈壁〉の中は狭すぎるということだろうと思う。しかし恋愛の何が楽しいのだろう。私には今は相手がいないだけなのだろうか? あいみょんの曲で歌われる歌詞の意味内容は、音楽そのものが素晴らしいと思うのとはまったく別に、どうしてもあいみょんと付き合うことを想像してしまう。そしてそれは素晴らしいだろうと思う。隣にいたら愛したいし愛されたい。つまり一日中セックスしていたい。でも彼女のことはまったく理解できないだろう。それは向こうも同じかもしれない。でもそういうものなのかもしれない。だが恋愛は〈壁〉の中の窮屈な遊びのように感じなくもない。もっと広く大きなところへ行きたいような気がしなくもない。でもそれはまた個人的な好みなのだろうと思う。もしくは無い物ねだりなのだろうと思う。