20200708スタイリッシュな日記

オーラヴル・アルナルズという作曲家の『island songs』というアルバムはアイスランドへ行く飛行機の中で聴いたものだ。飛行機の中の音楽試聴サービスに「地元のアーティスト」という欄があり、ビョークと並んで彼の作品があったものだ。シガーロスの作品はなぜか一枚もなかったものだ。『island songs』というアルバムはそれから日本へ帰ってきてからもSpotifyでよく聴いたものだ。Spotifyアイスランドから帰ってきたときに契約したものだ。もう少しで一年が経つものだ。何をしに行ったのか憶えていないものだ。Huluなども同じころ契約したものだ。もうすぐ一年が経つものだ。七王国の歴史、その頃はまだ私にとって『ゲーム・オブ・スローンズ』と呼ばれる海外ドラマの一種であったが、それを初めて観たのはノルウェーの空港だったものだ。私はテーブルに座ってウイスキーを飲み、サラダを食べ、村上春樹のような姿だったものだ。まったく英語がわからず、酔っ払っていたものだ。そして飛行機が出るまで何十時間もあったので、iPhoneで『ゲーム・オブ・スローンズ』を観ていたものだ。なぜそれを観ようと思ったのかまったく思い出せないものだ。それが今ではこうなるとは。一年で私はその七王国の歴史を三週したものだ。今は四週目を視ているものだ。何度繰り返しても、その歴史を変えることはできないものだ。そして毎日ウェスタロスの書物を読み漁っているものだ。少しでも多くこの世界のことが知りたいものだ。もっと多くのことが知りたいものだ。我々の“知識”なくして人類は犬と同じ…二歩先のことに怯え、二歩残した足跡に驕る、傲慢なけだものに過ぎぬ。私がこうしている間も、ウェスタロスやアイスランドと呼ばれる土地がどこかにあると思うと、不思議なものだ。逆に、〈日本列島〉と呼ばれる島国がどこかにあると思うと、不思議なものだ。それが自分が立っている土地の名前であるなんて、なお一層不思議ではないか。マックス・リヒターの『sleep』を初めて聴いたとき、オーラヴル・アルナルズの『island songs』を連想したものだ。私が七王国のことについて話すと、誰しも「現実に戻ってこい」というような趣旨のことを言ったものだ。しかしこれこそが現実だと本気で思っているが、最初から共感を求めなければ、もっと楽しくなれるものだ。だが結局最後には誰かが共感してくれるであろう。