20200307①

このまま自分が消滅したいが決して消えることはできないのがヤッバヤバヤバヤバいヤバいヤッバイ感じやっぱり時間がなくて金がなくて食べ物がなくて(食べ物はある)意識いらない記憶いらない趣味いらん彼女いらん名誉も栄光もいらん意味や無意味について考えるのも退屈だしひたすらこう音楽の中へ溶け気体の中へ溶け景色の中へ溶け距離感の中?向こう?へ溶けていなくなって夢中になりたい気がするが消えることはできず昨日の後悔や内省といったものがついて回るのをひたすら意識をなくしてたい意識の朦朧を目論みたいが「音楽の中へ溶けたい」と言うのは極めて具体的かつ実務的な言い方であって単純に「死にたい」そしてもっと思ったことを抽象的に言えば「生きたい」よりもっと「イギたい」ということにしかならないそれ以外本当に自分の欲望がない見つからないそれでいいかもしれないいくつも枝分かれしたこの分水路とも言うべき思考の毛細血管が辿るべく運命づけられた狂気的なカラッカラに渇いた虚無の海ともいうべきカラッカラに渇いたともいうべきこのカラッカラな行き着くそのカラッカラなところ・場所・虚空・真空パックそういう感じがするそしてこれが「幸せ」食べることや眠ることの何が必要で何がそうでないのかこのカラッカラな海のどこに答えなどあるはずもなくこの世は広く深く大きくてそこかしこに開かれている書物の文字が数字や読めない記号や見えない形や聞こえない音や触れられない距離であることは間違いなく「この世に開かれた書物」というガリレオガリレイ的な感じがカラッカラの欲望を理由づける唯一かわからない最強の盾と剣であって最強の感じがする。そして消滅はその過程にあって皆同じように消えることを望んでいてそういう話はこの前齢68の上司ともした「あなたは山で死にたいんだ!あなたが山に登るのは理由があるんだ!あなたが山に登るのは理由があるんだ!」と私は言った。そう言ったのではなくこう言った。「人が言語以前の世界に戻りたがってるというのは不思議ですね。そしてそれはひとつの真実のように思えますね。この世は開かれた巨大な書物ですね。文武は同じ極みの道を共有しますね。あなたが山に登るのは開かれた書物を読むことと等しいですね。つまりあなたが山に登るのは理由がありますね」「わかんねえ!俺は動物なんだろうな!俺は空っぽなんだよ!登ってるときは登ってる以外に何も無くなんだよ!君は本当の山に登ったことは無いだろうが俺は山で仲間を殺したことがある友達を殺したことがあるザイルを使って登って雪山の岩山で仲間が500?200?メートル滑り落ちていったそのときは冬で遺体が出たのは夏だった」という話をして彼のその話を聞くのは二度目だったが一度目は「死んだからよ!仕方ねえからよ!皆で遺体を引き上げたんだよ!」と言ったのに今は「けどなんとも言えない気分だったよなあ。なんとも言えねえ寂しさと言うのかなあ。わかんねえ。なんとも言えねえよ」と言ってR.E.M.のwhat's the frequency,kenneth?は本当に最高の瞬間というものがこの音色の中にあってマイケルスタイプいわく「猥雑で一次元的ですぐ目の前で演奏しているようなめちゃめちゃなもの」めちゃめちゃなものは面白くて好きでこのMonsterというアルバムのアートワーク特徴的な巨大な「?」マークがプリントされた歌詞カードがまさしくそれがそこにある〈周波数は何だ?ケネス〉の「?」がそこにある「周波数は何だ?周波数は何だ?」はアメリカのダン・ラザーというキャスターがある日暴漢に襲われ「周波数は何だ?ケネス!」暴漢はそう言いながら何度も彼を殴り「意味がわからない。一体何を表してるんだ?一体何なんだ?って感じだね」それが曲名の由来になって“意味がわからなかった わけがわからなかった”それが歌詞になって「?」がそこにあって「なんとも言えない寂しさだったよなあ。」と彼のそこまで深い声音は初めて聞いた「でも駄目なんだよまた登っちまうんだよだから俺は人間の理性と動物の本能とのあいだで揺れ動いてんだろうなあ」人間という生き物はそんなに明快に二極化されるものではないと私は思うが彼の言うことはわかる理解できる意味がわかるよくわかる理解できるよくわかる眠い眠い眠い眠い面倒くさい