20181220仕事

今日は仕事をした気がする。仕事というのはいわゆる就活や卒業や就職などに関係することだった。昨日は会社は忘年会だった。私は昨日は朝は10時に起きた。会社のケータイの着信音で目が覚めた。「はい」と言って出た。運送会社の部長からだった。その人は齢を40を半ばに迎えるところか50といったところだった。青春時代にエヴァンゲリオンを見て影響を受けた感じの見た目と喋り方だった。吉田教授に少し似ていた。その部長からの電話だった。「問題が」と彼は言って私はどの程度の問題なのかと思って電話越しの声に集中した。翌日の搬入のトラックの手配ができないと言われた。「もう白旗という感じなんですよね」と言われた。それは今は過ぎ去ってどうでもよかった。その瞬間は色々あったが結局運の良さでなんとかなったから今はどうでもいいと思った。しかしそのときは私はあきらかにムカついたけど今はなんとかなったから次はちゃんと怒るようにしようと思った。とにかくその日はそれから家で洗濯をして散歩をしたあと家を出て電車でどこかへ行った。一日中をそうやって過ごした。夕方に市ヶ谷のホテルのレストランで忘年会だった。やることがなくて早めに着いてトイレの個室に入って出たら社長が手を洗ってた。社長と私は同時に驚いて一般的なあいさつを交わした。私は社長は好きではないが嫌いではないというか複雑な感情は抱いていない。「今日はどこから来たんや?」と言われて「北区です」と言ったがすごい嘘だった。「何時くらいに終わったんや?」と言われて「3時か3時半ですけど、中途半端な時間でしたんで近くで時間つぶして…」と言ってぜんぶ嘘だった。私は今日はどこにも行ってないよ社長。と思った。家で洗濯さ。と思った。それから忘年会は微量の食べ物と酒を摂った。「現場行くと腹減らね?」とヨウキャの上司が言ってビュッフェ形式でたくさん肉や魚や野菜を皿に盛っていたが、私は一日中なにもしていないからまったく腹が減ってなかったのに「減りますね」と言って全然皿になにも盛ってなかった。嘘ってこんなにどうでもいいものなのかと今になって思った。それで席についてビールを飲んで焼酎を飲んでワインを飲んだがぜんぶ一杯だけだった。あとは何か食べた。それで思い出した。それでそのときトムヨーク好きの部長が、作図担当のオアシスとピロウズ好きのおばさんの娘さんがプロのベーシストで、私は一度会って一時間くらい話したことがあって、その娘さんがご結婚なさるという祝いの席でもあって、そのときトムヨーク好きの部長が私を指差して「こいつ、娘さんのことめちゃくちゃ可愛いって言ってました。真顔で、めちゃくちゃ可愛いって言ってました」とそのお義母さんに向かって言って、シン…と場がしずまって誰もなにも言わなくて「おめでとうございます!おめでとうございます!」と私が言っていて誰も笑わなくて、もっと声量がでかくてリアクションがでかければギャグになったのに、私がマジでやばいと思って萎縮したので犯罪現場的な感じになった。でもそういうリアクションをしたとしても私が異常である印象は拭えないと思った。それならば堂々としているのが吉というものだと今になって思った。あのチャイという名で結ばれた四人の英雄たちのように、私も自分の指で自分を指差して「私」とハッキリ自分の声と言葉で言えたら一歩彼女たちに近づける。それで忘年会は終わった。今日は4時半に起きて新しい現場の施工に入った。だから今日はいわゆる仕事と呼ばれる行為をした気になった。だが単に気分の問題だった。村岡やヒロミさんがこれを読んだとしてどう思うのか。それよりも私は私以外の誰かの毎日がどうなっているのかまったく知らない。私は毎日の百あるうちの九十は切り捨てて書いている。本当はもっと色んなことがあるのにぜんぶ書こうとすると書き方がわからなくなる。